仙台消化器・内視鏡内科 はじめのクリニック

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Kenichiro Nakagawa

リセットしたからこそ
見つかった新しい夢

仙台駅前院院長中川 健一郎

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My Workstyle

  • Point 01

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    週4日勤務で家族との時間も確保
    家庭が落ち着くと診療により集中できる

  • Point 02

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    フィードバックを真摯に受け止める
    患者さんの声から学び続ける姿勢

  • Point 03

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    英国留学経験を活かして
    英語での診療にも積極対応

Profile

経歴

  • 2007年3月 岩手医科大学医学部卒業
  • 2007年4月 東北厚生年金病院(現 東北医科薬科大学病院 初期研修医)
  • 2009年4月 同院 後期研修医(消化器内科)
  • 2011年4月 東北大学大学院医学系研究科 消化器病態学分野入学
  • 2015年3月 医学博士取得、同大学院卒業
  • 2015年4月 石巻赤十字病院 消化器内科
  • 2016年4月 Queen Mary University of London, Clinical research fellow
  • 2018年4月 同大学, Clinical lecturer
  • 2019年4月 東北大学東北メディカル・メガバンク機構 消化器内科兼務 助教
  • 2021年4月 当院入職

Interview

インタビューの様子 インタビューの様子

運命を変えた
上司との出会い

診断から治療、その後の定期的な内視鏡検査による経過観察などを通じて、長期的に患者さんと関わる機会が多い点に消化器内科の魅力を感じていました。そんな中、初期研修中に出会った上司とのご縁が、私の進路を大きく後押しするきっかけとなりました。その方は、研修医である私にも次々と挑戦を促してくれ、内視鏡の奥深さや面白さを教えてくださいました。若手時代はハードワークでしたが、それでも楽しいと思えるような環境で医師としての基礎を磨くことができたのは幸運だったと感じています。

その後、大学院で機能性食道運動障害の研究を行い、その世界的権威がいるイギリス・ロンドンで学びたいと留学を決意しました。しかし、3年にわたる留学生活は家族の負担も大きく、経済的にも厳しいものとなりました。同じ医師である妻ともども、異国ではあくまで研究生の立場であったため、わずかな収入のもとでコーヒーを買うのも躊躇するような生活でした。言葉の面でも苦労しましたが、英語での会話を録音し、自ら書き起こすという地道な作業を2年間、毎日繰り返したことでようやく壁を乗り越えられました。

インタビューの様子 インタビューの様子

留学後の
キャリアチェンジ

当初の予定を伸ばすほど充実した留学生活を終えて、帰国後は再び研究と臨床に明け暮れる日々が始まっていました。しかし、仕事に打ち込むあまり、気がつけば家族と過ごす時間が以前にも増して少なくなっていることにふと気づきました。留学を通じて視野が広がる中で、自分の生き方や何が大切かという価値観が、知らず知らずのうちに変化していたのかもしれません。帰国後の新しい環境に懸命に適応しようとしている子どもや、これまで家庭を支えてくれた妻のこれからを考える中で、私自身も一度立ち止まり、研究者としての歩みを見直し、自分の進むべき道を再構築しようと決意しました。医局を辞し、転職先をインターネットで探すうちに、はじめのクリニックのことを知りました。理事長の山岡先生の理念や取り組みにはお会いする前から共感する点が多かったです。

入職後に驚いたのは、患者さんからフィードバックの声がしっかりと届くことです。言葉遣いや対応など率直な意見をいただくとハッとすることもありますし、真摯に受け止めて改善するよう心がけています。これまで周りからも「お医者様」と見られ、知らず知らず自らもそう振る舞っていたような気がします。しかし、患者さんが心地よく、不安なく過ごせるようにすることが最も重要なことだと、ここに来てから考えが変わりました。山岡先生のフランクな人柄に触れるとともに、診察の様子を見せていただいた影響も大きかったですね。

インタビューの様子 インタビューの様子

挫折をどう捉えるかで
未来は変わる

今だから言えることですが、病院を辞めた当初は研究者として成功する「夢破れた自分」に落ち込んでいました。しかしネガティブな気持ちでいても良いことはありません。そこで新たな夢を見つけ、定めることとしました。それは再び海外へ出て、今度は医師として活躍することです。語学試験にはすでに合格していますが、試験に通ったからといってすぐに現地で医師として働けるわけではなく、実際にその一歩を踏み出すまでには、もう少し時間がかかりそうです。はじめのクリニックのモデルを海外進出させることも、私個人の胸に秘めた野望の一つです。

実現できるかどうかは分かりませんが、夢は持ったほうがいいと思います。ずっと順風満帆でいることは難しく、挫折することもあります。私は、その時の気持ちを日記に残すことで、自分のマインドを再び前に向かせるきっかけとしました。今は、英語しか話せない患者さんが受診されたら、私の出番です。あれほど苦労した言葉が強みに変わるのですから未来なんてわからないものです。だからこそ、夢を掲げて地道な努力を続けるしかありません。

インタビューの様子 インタビューの様子

理想的なワークスタイルから
生まれる向上心

今の生活は、本当に充実しています。週4日勤務で家族との時間も確保できて、さらに自分の勉強もできています。逆にゆとりができたからこそ、一層一人ひとりの患者さんに集中して向き合えるようにもなりました。自己管理にも気を使っており、朝5時から筋トレをしてから出勤することもあります。始業時のミーティングでは、朝一番から私は元気いっぱい。こうして良好なコンディションを保つと、患者さんやスタッフにも良い影響を与えられるはずです。

仙台駅前院が開院して半年ほど経ちました。オープンと同時に院長となりましたが、チーム医療の素晴らしさを日々実感しています。看護師との距離も近く、若いスタッフが多いので、和気あいあいとした雰囲気ができています。全スタッフがハツラツと働き、いつも声を掛け合えるチームであるようにすることが私の目標です。そして患者さん第一のよい職場をつくりあげていきたいと思います。自らの目標を一度リセットしたからこそ見つかった新しい夢を胸に抱きながら、一日一日に全力投球したいですね。

Staff Voice

中川先生ってどんな先生?

  • 頭がよくて、仕事がとにかく早い(医師)

  • いつも元気で笑顔を絶やさないし、頼りになる(看護師)

  • 子煩悩で家庭を大事にしつつ、仕事はきっちりやるタイプ(事務スタッフ)